西加奈子さんのごはんぐるりを読み途中です
そして「舞台」を近々買うという心持ち。らいとなう。 ごはんぐるりは、食べ物についてのエッセイで、 仲良しの女の子と食事の話を延々しているような軽快さが読みやすい。 読んで早々にそうそう〜!と共感したのは(ダジャレじゃない!) 活字のごはんという章。 ベイクドビーンズとチョコレートをほおばる バタァを溶かしたフライパンからは〜 アップルジェリーつき塩ふりクラッカーがあるキッチン 伊丹十三さんのエッセイにもでてくるような 海外の空気と音を纏った食べ物の羅列。 バターじゃなくて、バタァ。 ゼリーじゃなくて、ジェリー。
活字から猛烈に香りが漂ってくる! 私は小さい頃、赤毛のアンのぶどう酒といちご水がでてくるシーンに 憧れて憧れてそのシーンに惚れっ惚れしていた。 ワインといちごジュースにはなくて、ぶどう酒といちご水にあるはずの何か。 多分、飲食店、特にカフェで求められるのってこの何かなのかもなあと思う。 匂いがわきたつような、想像がかきたてられるようなメニューや気配と でてきたときに、口にいれたときに、 まだそのストーリーが続いているような味や風味。 そんな世界を作り出したいな。 夫、頑張って!!(妻、育休中によりお祈り担当です)